「どっちがいいの?」で止まっている人へ

マッチングアプリと結婚相談所、どっちを使えばいいのか。婚活を始めようとしてまずぶつかる壁がこれです。

2025年のMMD研究所の調査によると、15〜39歳の既婚者のうち約25%がマッチングアプリ経由で出会っています。一方で結婚相談所の成婚率は一般的に10〜50%と幅が広く、「結局どっちがいいの?」と混乱するのも当然です。

ぶっちゃけ、どちらが優れているかという話ではありません。向き不向きがあるだけ。筆者は大学時代からアプリの体験ブログを書いてきて、読者相談のスクショを何百件と見てきましたが、「アプリで疲れ果てた人が相談所に行ったら3ヶ月で成婚」も「相談所で萎縮してた人がアプリに切り替えて半年で交際」も、どちらもザラにあります。

この記事では、自分に合う出会い方を見分けるための3つの軸を紹介します。2026年5月時点の情報をもとにまとめているので、料金やサービス内容は変更される可能性がある点はご了承ください。

マッチングアプリと結婚相談所の違い|ざっくり整理

まず前提を揃えておきます。

マッチングアプリは、スマホひとつで始められる手軽さが最大の強みです。月額4,000〜6,000円程度で、自分のペースで相手を探せる。2024年のアプリブの調査では、恋人と出会ったきっかけとして「マッチングアプリ」が32.2%で1位になりました。趣味や価値観のフィルターで合う人を探しやすい反面、直接会うまでのテキストのやりとりが長くなりがちです。

結婚相談所は、入会時に独身証明書や収入証明の提出が必要で、「結婚する気がある人」しかいない環境が作られています。仲人やカウンセラーのサポートがつく代わりに、初期費用10〜30万円、月会費1〜2万円とコストは高め。出会える人数自体はアプリより少なくなりやすいですが、会う段階まで進むスピードが速い傾向にあります。

これだけ聞くと「安くて出会い多いアプリでいいじゃん」となりそうですが、話はそう単純じゃない。

自分に合う出会い方がわかる「3つの軸」

筆者は読者相談やスクショ分析を重ねる中で、婚活パーティーで毎回疲れて帰る人と、アプリで消耗する人に共通する構造があることに気づきました。そこから整理したのが、出会い方の向き不向きを判定する3つの軸です。

軸1:会話テンポ(瞬発型 or じっくり型)

初対面の会話で、その場の空気に乗って話を広げられるタイプか。それとも一度持ち帰ってから言葉を選びたいタイプか。

瞬発型の人は、婚活パーティーやお見合いで力を発揮しやすい。対面で相手の反応を見ながらテンポよく会話できるので、結婚相談所のお見合い形式が合います。

じっくり型の人は、テキストで考えてから返せるアプリのほうが自分を出しやすい。LINEでのやりとりが苦にならないなら、アプリ向きです。ただし、ずっとテキストだけだと「メル友」で終わるリスクがあるので、2週間以内に一度会う意識は持っておいたほうがいいです。

軸2:コミュニケーション手段(テキスト得意 or 対面得意)

テキストで気持ちを伝えるのが得意な人と、顔を見て話したほうが誤解が少ない人がいます。

スクショで見ると、アプリで「すごく盛り上がったのに会ったら違った」というケースの大半は、テキスト上の印象と実際の温度感にギャップがあるパターンです。逆に対面では緊張して黙ってしまうけど、文章なら自分の考えを整理して伝えられる人もいる。

自分がどちらで「素」を出せるかを考えてみてください。テキスト派ならアプリ、対面派なら相談所のお見合い形式。どちらでもなく両方苦手という人は、趣味コミュニティ型のサービスも選択肢に入ります。

軸3:ストレス源(拒絶 or 対人 or 自己表現)

婚活で最も消耗するのは、自分のストレス源に合わない場所にいること。

「断られるのがつらい」タイプは、相談所のほうが楽かもしれません。仲人が間に入ってくれるので、直接「お断りします」のやりとりが発生しにくい。アプリだとマッチング解除やブロックが日常的に起きるため、拒絶に敏感な人は消耗しやすいです。

「人と会うこと自体が疲れる」タイプは、アプリで少人数に絞ってから会うほうが精神的なコストが低い。相談所は月に複数人と会うスケジュールが組まれることもあるので、対人ストレスが強い人には重荷になります。

「自分をどう見せていいかわからない」タイプは、相談所のカウンセラーに客観的なアドバイスをもらえるメリットが大きい。アプリだと自己プロデュースを全部自分でやる必要があるので、自己表現が苦手な人にはハードルが高い場面があります。

「併用する」という第三の選択肢

失敗の話ですけど、筆者が読者相談でよく見るパターンが「どちらか一方に賭けすぎて消耗する」ケースです。

アプリだけに絞ると、マッチングしない期間が続いたときにメンタルが落ちる。相談所だけに絞ると、紹介人数が少ない月に「高いお金払ってるのに」と焦る。

実は併用している人は少なくありません。相談所をメインに据えつつ、アプリで出会いの母数を補うスタイル。あるいはアプリで自分の市場感を掴んでから、本気度が高い相手に出会いたくなったタイミングで相談所に移行するルートもあります。

大事なのは、合わない場で我慢し続けないこと。合わない場を手放すのは逃げじゃなく戦略です。夜にドラマを観ていても、主人公が合わない環境に居続けて幸せになる話はほとんどないでしょう。

判定チェック|5つの質問で傾向がわかる

以下の質問に「はい」か「いいえ」で答えてみてください。

Q1. 初対面の相手と30分以上会話を続けられる → はい:相談所向き
Q2. LINEやチャットで自分の気持ちを伝えるのが得意 → はい:アプリ向き
Q3. 断られると数日引きずるほうだ → はい:相談所向き(仲人がクッション)
Q4. 月に使える婚活予算は1万円以下 → はい:まずアプリから
Q5. 自分のプロフィールや写真を客観的に見てくれる人がほしい → はい:相談所向き

3つ以上が相談所寄りなら、まず無料カウンセリングに行ってみる価値があります。アプリ寄りが多ければ、まず1つアプリを試してみる。どちらも同数なら、併用型を検討してみてください。

FAQ

マッチングアプリと結婚相談所は同時に使っても大丈夫?

問題ありません。相談所の規約でアプリ利用を禁止しているケースはほぼないです。ただし、スケジュール管理ができる範囲にしないと、どちらも中途半端になります。月に会う人数を合計4〜5人程度に抑えるのが目安です。

結婚相談所は高いけど、それだけの価値はある?

「結婚する気がある人」だけが集まる環境に価値を感じるかどうかで判断が分かれます。アプリは恋活ユーザーも混在するため、結婚意欲のミスマッチが起きやすい。その選別コストを時間で払うか、お金で払うかの違いです。

マッチングアプリで出会った人と本当に結婚できる?

2024年のアプリブの調査では、社会人の交際開始きっかけ1位がマッチングアプリ(32.2%)でした。交際から結婚に至る割合は低いものの、出会いの母数が圧倒的に多いため、結婚している人は確実に増えています。

30代後半からでもマッチングアプリは使える?

使えます。ただし、2026年のPresiaの調査では30代・40代のアプリ利用者の約64%が「年齢による不利」を感じているというデータがあります。年齢が気になるなら、年齢層が合うアプリを選ぶか、相談所の併用を検討するのが現実的です。

参考文献