婚活パーティーに何度か足を運んでみた。笑顔をつくって、プロフィールカードを書いて、3分ごとに席を移動して。帰りの電車では毎回どっと疲れが押し寄せて、「なんで私ばっかりこんなに消耗してるんだろう」と思う。
失敗の話ですけど、私自身も大学時代にマッチングアプリで条件フィルターを細かく設定しすぎて、会う人が似たタイプばかりになっていた時期があります。会っても会っても「いい人なのにピンとこない」が続いて、正直しんどかった。でも後になって気づいたのは、あれは相手の問題じゃなくて、出会い方の構造が自分に合っていなかっただけだったということ。
2026年2月にPresiaが20〜40代女性170名を対象に行ったマッチングアプリ婚活実態レポートによると、アプリが「自分に向いている」と答えた女性はわずか25.3%。62.4%が「どちらとも言えない」と回答しています。つまり、大半の人が自分に合う出会い方をまだ見つけられていない。
この記事では、「頑張ってるのにしんどい」の正体を整理したうえで、自分に合う出会い方を見つけるための3つの軸を紹介します。
「頑張ってるのにしんどい」の正体はミスマッチ
まず押さえておきたいのは、婚活で疲れるのは努力が足りないからじゃないということ。ぶっちゃけ、場の選び方が合っていないだけです。
婚活パーティーは1人あたりの会話時間がだいたい3分。初対面の人と次々に話すスタイルなので、短時間で自分を印象づけるのが得意な人には向いている。でも、人と打ち解けるのに時間がかかるタイプや、表面的な会話が苦手な人にとっては消耗戦でしかありません。
マッチングアプリも同じ。テキストのやりとりが得意ならスムーズに進むけど、文章で自分を表現するのが苦手な人だと「何を書いたらいいかわからない」まま疲弊していく。先ほどのPresiaの調査では、アプリを利用した女性の57.6%が「嫌な経験をした」と答えています。成婚率は17.6%。けっして楽な道ではない。
つまり、問題は「あなたが婚活に向いていない」のではなく、「その出会い方があなたに向いていない」可能性が高いということです。
出会い方を選ぶ3つの軸
じゃあ、何を基準に出会いの場を選べばいいのか。私がこれまで読者の相談やスクショ分析をしてきた経験から、3つの軸を提案します。
軸1: 会話のテンポ — 瞬発型か、じっくり型か
初対面でもすぐ話せる人は「瞬発型」。婚活パーティーや街コンのように、短い時間で複数人と会う形式が合いやすい。
逆に、何度か会って少しずつ打ち解けるタイプは「じっくり型」。趣味の集まりやサークル、社会人スクールなど、同じ人と繰り返し顔を合わせる場のほうが自然に距離を縮められます。寺社コンの調査でも、「他の婚活だと疲れるだけだったのに、ここだと生き生き話せた」という声が報告されています。
軸2: コミュニケーション手段 — テキスト派か、対面派か
マッチングアプリはテキストが入口。プロフィール文で自分を伝え、メッセージで関係を育てる。文章を書くのが好きで、自分のペースで返信したい人には合っている。
一方、文章より声や表情で伝えるほうが自然な人は、対面から始まる形式のほうがストレスが少ない。結婚相談所の仲人型は、担当者が間に入ってくれるので、テキストでも対面でも苦手意識がある人にとってのセーフティネットになります。
軸3: ストレスの源泉 — 何が一番しんどいか
ここが意外と見落とされがち。
「知らない人と話すのがしんどい」なら、まず友人の紹介や少人数制のイベントから始める。「断られるのが怖い」なら、結婚相談所のようにお見合い成立の段階で双方の意思確認ができる仕組みのほうが精神的な負担が少ない。「メッセージが続かなくて自己嫌悪になる」なら、アプリよりも直接会える場のほうが向いている。
ストレスの正体がわかれば、それを避けられる出会い方を選ぶだけ。シンプルな話です。
タイプ別・向いている出会いの場
3つの軸をもとに、ざっくりタイプ分けするとこうなります。
| タイプ | 特徴 | 向いている出会い方 |
|---|---|---|
| 瞬発×対面型 | 初対面でもすぐ盛り上がれる | 婚活パーティー、街コン、合コン |
| じっくり×対面型 | 何度か会って打ち解ける | 趣味サークル、社会人スクール、職場の交流会 |
| 瞬発×テキスト型 | チャットでテンポよくやりとりできる | マッチングアプリ(Pairs、withなど) |
| じっくり×テキスト型 | 時間をかけて丁寧にやりとりしたい | 結婚相談所(仲人型)、紹介制アプリ |
夜ドラマを見ながら恋愛展開の構造を分析するのが趣味の私ですが、ドラマでも「運命の出会い」って実はたいてい相手の性格に合った場所で起きてるんですよね。居酒屋で意気投合するタイプもいれば、図書館で静かに惹かれ合うタイプもいる。現実も同じで、場の選び方が合えば、無理に頑張らなくても会話は自然に弾みます。
「合わない場」を手放す勇気
「みんなやってるから」でアプリを続けていないか。「行動量が大事」と言われて、合わないパーティーに通い詰めていないか。
婚活において行動量はたしかに大切。でもそれは「自分に合った場での行動量」であって、合わない場所で消耗し続けることではありません。
私が相談を受けてきたなかで印象的だったのが、「婚活パーティーを10回やってダメだった女性が、趣味のランニングサークルに切り替えたら3ヶ月で交際に進んだ」という話。彼女はもともと走りながらだと自然に話せるタイプで、パーティーの着席形式が苦手だっただけ。出会いの場を変えただけで、同じ人がまったく違う結果を出した。
合わない場を手放すのは、逃げじゃない。戦略です。
FAQ
婚活パーティーで毎回疲れるのは自分に問題がありますか?
性格の問題ではなく、出会いの形式との相性の問題である場合がほとんどです。人見知りや内向的な性格は短所ではなく、じっくり関係を築ける長所でもあります。自分の会話テンポに合った場を選び直してみてください。
マッチングアプリと婚活パーティー、どちらが成功しやすいですか?
どちらが優れているかではなく、どちらが自分に合っているかで結果が変わります。テキストコミュニケーションが得意ならアプリ、対面のほうが自分らしくいられるならパーティーや別の場。向き不向きは人によってまったく違います。
結婚相談所は費用が高いイメージがありますが、それでもおすすめですか?
たしかにアプリやパーティーより費用はかかります(トータルで10〜30万円程度が一般的)。ただし、独身証明書の提出が必須で結婚に真剣な人だけが集まることや、担当者のサポートがつく点は大きなメリットです。自力での婚活が精神的にきつくなった方には選択肢として有効です。
出会いの場を変えるタイミングの目安はありますか?
「3回参加して毎回帰宅後にぐったりする」「楽しいより疲れるが上回る」と感じたら、その場が合っていないサインです。我慢して続けるより、別の形式を試してみることをおすすめします。
参考文献
- マッチングアプリ婚活実態レポート2026〜女性版〜 — 株式会社Presia, 2026年2月
- 結婚相談所って正直どうなの?代表的な婚活方法と、それぞれのメリット・デメリット — ツヴァイ(ZWEI)
- 婚活パーティーに疲れたときの対処法とは — IBJ Matching(PARTY☆PARTY)
- 婚活パーティーで毎回疲れて帰る人は、選ぶ出会いの場を間違えている — 寺社コン






