洗顔はしてる。なのに昼過ぎにはおでこがギトギト、スマホの画面に脂の跡がべったり——。「もう体質だから仕方ない」と諦めていませんか。
実体験ですけど、美容部員時代にスキンケア相談に来る男性のお客さまを何百人と見てきて、テカリに悩む方は本当に多かった。でもその大半が、正しいケアに切り替えるだけで1ヶ月以内にテカリが落ち着いたんです。この記事では、2026年6月時点の最新データをもとに、テカリの原因と具体的な対策3ステップを紹介します。
そのテカリ、女性はしっかり見ています
男性自身はあまり気にしていなくても、女性は顔のテカリに敏感です。清潔感は「肌・髪・爪・靴」の掛け算で決まると筆者は考えていますが、顔のテカリはそのなかでも最初に目に入るパーツ。どんなに服装を整えても、おでこや鼻がギラギラしているだけで「この人、なんかベタッとしてる」という印象が先にきてしまうんです。
美容部員時代、スキンケア相談に来た男性のお客さまの髪がバサバサだったのを指摘して、ヘアケアを導入してもらったら印象が一気に変わった——ということがありました。あのとき実感したのは「顔の印象は肌と髪の掛け算」だということ。テカリも構造は同じで、肌がギラついているだけで、服や髪型の投資がもったいないことになります。
男性の顔がテカる3つの原因
原因1:男性ホルモンが皮脂を出し続ける
資生堂の調査データによれば、男性の皮脂分泌量は女性の約2〜3倍。しかも女性は20代をピークに皮脂量が減っていくのに対して、男性は年齢を重ねても皮脂の分泌量がほとんど変わりません。ざっくり言うと、「歳をとれば自然にテカりが収まる」とはならないのが男性の肌です。
原因2:洗いすぎが招く「インナードライ」
ここが一番の落とし穴。テカリが気になるからといって1日に何度もゴシゴシ洗顔すると、肌に必要な油分まで洗い流してしまいます。すると肌は「水分が足りない」と判断して、さらに大量の皮脂を出す。これが「インナードライ」と呼ばれる状態です。洗えば洗うほどテカるという悪循環に陥ります。
原因3:保湿の省略
正直に言うと、美容部員時代に保湿剤をおすすめすると「ただでさえ脂っぽいのに、さらに塗るの?」と驚かれることが本当に多かった。気持ちはわかります。でも保湿を省略した肌は、乾燥→皮脂過剰→テカリという負のループから抜け出せない。花王のスキンケアナビでも、皮脂が多い男性ほど保湿が重要だと解説されています。
テカリを抑える皮脂コントロール3ステップ
ステップ1:ぬるま湯+泡洗顔で「落としすぎない」
朝晩2回の洗顔が基本です。お湯の温度は32〜34℃のぬるま湯がベスト。熱いシャワーでそのまま顔を洗う人がいますが、40℃前後のお湯は皮脂を根こそぎ持っていってインナードライの引き金になります。
洗顔料はしっかり泡立てて、泡のクッションを転がすように洗う。ゴシゴシこする必要はありません。Tゾーン(おでこ・鼻)から先に泡を乗せて、頬やフェイスラインはさっと触れるだけで十分。すすぎは15〜20回を目安にしてください。泡が残ると毛穴詰まりの原因になります。
ステップ2:化粧水+乳液で「水分を入れてフタ」
洗顔後、タオルで軽く押さえたら化粧水をすぐに塗ります。時間を空けると肌の水分が飛んで皮脂のスイッチが入るので、洗顔後1分以内が理想です。
テカリが気になる人は「さっぱりタイプ」の化粧水を選ぶといい。そのあと乳液を薄く伸ばしてフタをします。乳液を省くと化粧水の水分が蒸発して意味がなくなるので、ベタつきが嫌でも量を減らして薄く塗る。これだけで変わります。
成分で選ぶなら、ナイアシンアミド(ビタミンB3)配合のものがおすすめです。2025年にPMC(PubMed Central)で公開されたレビュー論文でも、ナイアシンアミドが皮脂の分泌抑制に有効だと報告されています。
ステップ3:日中は「あぶらとり紙→ミスト」のセットで
どんなにケアしても、日中にある程度の皮脂は出ます。問題は対処法です。あぶらとり紙で脂を取ったあと、そのまま放置していませんか。
脂を取る→肌が乾く→さらに皮脂が出る。この繰り返しになるので、あぶらとり紙を使ったあとにミスト化粧水をワンプッシュしてあげてください。それだけで午後のテカリがかなり違います。ミストを持ち歩くのが面倒なら、朝の段階で皮脂吸着パウダー入りの日焼け止めを塗っておくのも手。UVケアとテカリ防止が同時にできて一石二鳥です。
やりがちだけど逆効果なNG行動
1日3回以上の洗顔。皮脂を取りすぎてインナードライが加速します。朝晩2回で十分です。
冷水で毛穴を引き締める。一時的に毛穴は締まった感じがしますが、皮脂腺への効果はゼロ。温度差で赤みが出ることもあるので、ぬるま湯で統一するほうが肌への負担が少ない。
ティッシュでゴシゴシ拭く。摩擦は肌荒れの原因になるだけでなく、皮脂膜を壊して乾燥→テカリの悪循環を生みます。脂が気になったら軽く押さえるだけにしましょう。
FAQ
あぶらとり紙は使いすぎるとよくないって本当?
本当です。皮脂を取りすぎると肌が乾燥を感知してさらに皮脂を分泌します。1日2〜3回を上限にして、使った後はミスト化粧水で軽く保湿するのがおすすめです。
オイリー肌でも乳液は必要?
必要です。化粧水だけだと水分が蒸発して、乾燥が皮脂の過剰分泌を引き起こします。量を少なめにして薄く伸ばせばベタつきは最小限に抑えられます。
食事でテカリは改善できる?
脂っこい食事や糖質の摂りすぎは皮脂分泌を促進するとされています。ビタミンB2・B6を多く含む食品(レバー、納豆、卵など)を意識して取り入れると皮脂バランスの改善が期待できます。
テカリ防止の下地やBBクリームは男性が使ってもいい?
もちろん使えます。最近はメンズ向けのBBクリームや皮脂吸着パウダーも増えています。薄く塗るだけでテカリがかなり抑えられるので、デートや商談の前に試してみてください。
参考文献
- 皮脂量と男性の肌 — 資生堂 男の身だしなみ
- 男性の肌の特徴 — 花王 スキンケアナビ
- A Comprehensive Review: The Bidirectional Role of Sebum in Skin Health — PMC, 2025
- 男性特有の肌のテカリ、どうにかしたい!原因や改善策を紹介 — 再春館製薬所






