マッチングアプリをやっていると、「同時進行は当たり前」って言われる。実際、MMD研究所の2025年調査によれば、アプリ利用者の約9割が複数人と同時にやり取りしている。

数字だけ見ればそうだろう。でも、しんどいものはしんどい。

メッセージを返すたびに「この人にはこう言った、あの人にはああ言った」と頭の中がゴチャゴチャになる。デートの予定が重なれば、誰といつ何を話したかも曖昧になってくる。失敗の話ですけど、筆者自身がアプリをやっていた頃、3人と同時にやり取りしていて、Aさんに送るはずのメッセージをBさんに誤爆したことがある。あの冷や汗は忘れられない。

この記事では、同時進行がしんどいと感じる人に向けて、「なぜつらくなるのか」と「疲れずに続けるための現実的なルール」を整理していく。2026年5月時点の最新データと、筆者のブログ運営を通して集まった読者の声をもとに書いている。

同時進行が「しんどい」3つの理由

まず構造を整理したい。「同時進行がつらい」の中身は、だいたい3パターンに分かれる。

1. メッセージの管理コストが重い

ぶっちゃけ、これが最大の原因だと思っている。1人に丁寧に返すだけなら10分で済む。でも3人に返すと30分じゃ終わらない。相手ごとに話題が違うから、切り替えに脳のエネルギーを食う。仕事のあとにスマホを開いて、未読3件が並んでいるだけで「もう無理」となる人は多い。

2. 罪悪感がじわじわ効いてくる

「この人とデートした翌日に、別の人とデートしていいの?」という感覚。頭では「まだ付き合ってないんだから問題ない」とわかっていても、感情がついてこないことがある。特に真面目な人ほどここで消耗する。

筆者のブログに寄せられたDMでも、「浮気してるみたいで気持ち悪くなった」「相手に申し訳なくてアプリを開けなくなった」という声はかなり多かった。

3. 比較地獄にハマる

同時進行していると、無意識に相手を比べ始める。Aさんは会話が楽しいけど見た目がタイプじゃない、Bさんはかっこいいけど返信が遅い、みたいに。比較すればするほど「決められない自分」にも嫌気がさしてくる。疲れる。

「何人が適正?」のリアルな目安

出会いコンパスの調査では、同時進行の平均人数は男性2〜3人、女性3〜4人とされている。ただしこれは「やり取りしている人数」であって、「ちゃんと向き合えている人数」とは違う。

スクショで見ると、5人以上と同時にやり取りしている人のトーク画面は悲惨なことになっている。既読スルーが溜まり、返信テンプレが増え、どの人にも同じ質問をしている。それはもう出会いじゃなくて作業だ。

筆者の経験則と読者の声を総合すると、こんな感じになる。

  • メッセージ段階: 最大3人まで。それ以上は返信の質が落ちる
  • デート段階: 最大2人まで。3人以上だと記憶が混ざる
  • 真剣交際を見据える段階: 1人に絞る。ここで迷うなら、どちらも違う可能性が高い

この数字は「楽にこなせる上限」じゃなくて、「相手にちゃんと向き合える上限」のつもりで書いている。無理に増やしても、結局どの人とも浅い関係で終わるだけだった。これは筆者自身の反省でもある。

疲れずに続けるための3つのルール

同時進行が避けられないなら、せめて消耗しない仕組みを作りたい。筆者がブログ読者1,500人以上の体験談を整理して見えてきた、現実的なルールを3つ紹介する。

ルール1: 返信タイムを1日2回に固定する

「通知が来たらすぐ返す」をやめる。朝と夜、決まった時間にまとめて返信する。これだけでスマホに振り回される感覚が激減する。

「返信が遅いと印象悪くならない?」と心配する人もいるだろう。でも、アプリの相手も同時進行しているのが現実だ。即レスを求める人はそもそも相性が悪いと割り切ったほうがいい。筆者は夜ドラマを見ながらまとめて返信していた時期があって、そのくらいの距離感のほうがむしろ長続きした。

ルール2:「この人と会いたいか」だけで判断する

条件スペックの比較を始めると終わらない。年収、身長、職業、学歴。でもそれ、会ってみないとわからないことのほうが多い。

判断基準はシンプルに「この人ともう一度会いたいと思うか」だけにする。会いたいなら続ける。別にいいかなと思ったら、早めにお断りする。先延ばしにするほど罪悪感は膨らむし、相手の時間も奪う。

ルール3: 週1で「アプリを開かない日」を作る

意図的にオフラインの日を入れる。アプリの通知をオフにして、自分の時間を過ごす。友達と遊ぶ、散歩する、好きなドラマを一気見する、なんでもいい。

同時進行がしんどくなるのは、生活の中心がアプリになってしまうからだ。アプリはあくまで出会いのツールであって、生活そのものじゃない。週に1日だけでも距離を置くと、「自分は何を求めていたんだっけ」と冷静に振り返れる。

「断るのが苦手」な人へ

同時進行の最後の壁が、お断りの連絡だと思う。

「いい人だったのに申し訳ない」「傷つけたくない」。その気持ちはわかる。でも、中途半端に続けるほうがよっぽど相手を傷つける。筆者のブログ読者で、断れないまま4人と同時にだらだらやり取りを続けた結果、全員から同時にフェードアウトされた人がいた。誰にも本気で向き合えていなかったことが、相手にも伝わっていたのだと思う。

お断りのメッセージは短くていい。「やり取りありがとうございました。他にご縁を感じる方ができたので、正直にお伝えします」。これで十分。嘘をつくよりよほど誠実だし、相手もその先に進める。

FAQ

同時進行は何人までが一般的ですか?

2025年の調査データによると、メッセージ段階で男性2〜3人、女性3〜4人が平均です。ただし「管理できる人数」と「平均人数」は別物なので、自分が無理なく向き合える人数を優先してください。

同時進行していることを相手に伝えるべき?

聞かれたら正直に答えるのがベターです。「他にもやり取りしている方はいます」と伝えれば問題ありません。隠すほうがバレたときのダメージが大きいです。

同時進行がつらくてアプリ自体をやめたくなったらどうすれば?

無理に続ける必要はありません。1〜2週間アプリを休んで、また気が向いたら再開するくらいのスタンスで大丈夫です。出会いはアプリだけではないので、疲れたら別の出会い方(趣味の集まり、友人の紹介など)を検討するのも手です。

罪悪感でメッセージが返せなくなったときはどうすれば?

罪悪感を感じること自体は、相手を大事に思っている証拠です。ただ、まだ付き合っていない段階での同時進行は、結婚相談所でも当たり前に推奨されている行為です。「比較している」のではなく「自分に合う人を探している」と捉え直してみてください。

参考文献