マッチングアプリで気になる人とLINEを交換して、やっと会話が弾んできた。なのに——既読がついたまま、返信が来ない。

「何か変なこと送ったかな」「もう興味ないのかな」。スマホを開いてはトーク画面を確認し、閉じて、また開く。ぶっちゃけ、この時間がいちばんしんどい。

でも、ちょっと待ってほしい。しらべぇが2025年9月に671名を対象に実施した調査によると、好きな人に既読スルーをした経験がある女性は34.7%、男性でも27.7%にのぼる。つまり「好きだからこそ返信しない」パターンは想像以上に多い。既読スルー=脈なし、とは限らないんです。

この記事では、マッチングアプリのLINEで既読スルーされたときの相手の心理を3パターンに分類し、パターンごとの見極め方と正しい対処法を整理します。

既読スルー=脈なしとは限らない理由

「既読がついた=読んだのに返さない=もう無理」。この等式、多くの人がなんとなく信じてる。でも実態はかなり違います。

マッチングアプリ大学を運営するネクストレベルが20〜39歳の独身男女256名に実施した調査(2021年9月)では、「既読スルーしても愛情はある」と回答した人が男女とも6割以上。さらにアイベック(ハッピーライフ)が男女各100名を対象に行った調査では、好きな人に既読スルーをしたことがある男性は6割以上、女性でも4割以上いました。

理由の1位は「後で返そうと思って忘れた」。次いで「返信しなくてもいい内容だと判断した」「忙しくて後回しにした」が続く。つまり、好意の有無ではなく、返信の優先度とタイミングの問題であるケースがかなり多いんです。

失敗の話ですけど、筆者自身も大学時代にマッチングアプリで気になっていた相手にLINEを送って、既読がついたのに3日間返信がなかったことがある。正直、脈なしだと諦めかけていました。ところが4日目に長文の返信が届いて、理由を聞いたら「何て返せばいいか考えすぎてフリーズしてた」と。好意があるからこそ返信が重くなるパターンは、実際に存在する。

だから、既読がついて返事がこないだけで「終わった」と決めつけるのは早い。大事なのは相手がどのパターンなのかを見極めること。

既読スルーの3パターンと見極め方

スクショで見ると、既読スルーは大きく3つのパターンに分かれます。原因も対処法もまるで違うので、まず「どれに当てはまるか」を考えてみてください。

パターン1:忙しくて後回し型

仕事中や移動中に既読だけつけて、返信を後回しにしている状態。平日の日中〜夕方に多い。悪気はないし、興味がないわけでもない。ただ「今じゃない」だけです。

見極めポイント:

  • 夜や週末になると返信が来ることが多い
  • 返信の内容は温かく、会話のキャッチボールが成立する
  • 以前も同じパターン(既読→数時間後に返信)があった

このタイプは待てば返ってくる。焦って追いLINEを送るのが最悪の一手になります。

パターン2:返し方がわからなくてフリーズ型

メッセージを読んだけれど「何て返せばいいかわからない」状態で固まっている。筆者の大学時代の体験もまさにこのパターンでした。

好意があるからこそ、変な返信をして嫌われたくない。その気持ちが強くなるほど返信のハードルが上がってフリーズする。相手が真面目な性格だったり、テキストが苦手だったりすると特に起こりやすい。

見極めポイント:

  • 自分が最後に送ったメッセージが質問ではなく感想や報告で終わっている
  • 相手はもともと返信がゆっくりめのタイプ
  • デートの提案や会う話には前向きに反応する

こちらのメッセージが「返しにくい」構造になっていないか。まず自分の送信履歴を振り返ってみる価値はあります。

パターン3:会話終了認識・フェードアウト型

残念ながら、興味が薄れて返す気がなくなっている。「お疲れさま」「そうなんだ」など、会話が自然に終了したと相手が認識しているケースもここに含まれます。

見極めポイント:

  • 既読スルーの前から返信が短く・遅くなる傾向があった
  • こちらの質問に一言で済ませることが増えていた
  • デートの提案にも「忙しい」だけで具体的な日程が出てこない

この場合は追いかけるより一度引くのが得策。1週間待って反応がなければ、次に進むことを考えたほうがいいでしょう。

既読スルーされたときのNG行動3つ

既読がついたのに返事がないと、つい焦って動きたくなる。でも、その焦りが相手を追い詰めてしまうことがある。やってはいけない行動を3つ整理します。

NG1:数時間で追いLINEを送る

「見た?」「忙しい?」「おーい」。送った側は軽いつもりでも、受け取る側には圧になる。ネクストレベルの同調査では、既読スルーしたくなるメッセージ内容の1位が「しつこい誘い」(56.3%)だった。追いLINEは「既読スルーを増やす原因」そのもの。逆効果でしかないんです。

NG2:既読がついた時間を計測・記録する

「14時03分に既読ついたのに、もう6時間」。気持ちはわかる。でもこの行動は自分の不安を数字で裏づけているだけで、状況は1ミリも良くならない。時間を計測し始めたら、いったんスマホから離れるサインだと思ってください。

NG3:SNSの動向をチェックして問い詰める

「LINE返さないのにインスタのストーリーは見てるじゃん」。これを本人に伝えたら、監視されている印象を与えて一発アウトです。SNSとLINEでは心理的コストが違う。ストーリーは受動的に流れてくるけど、LINEの返信は能動的に文章を考えて送る行為。同列に扱うのは危険です。

追い詰めずに距離を縮める対処法3つ

では実際にどうすればいいのか。パターンを問わず使える3つの対処法をまとめます。

対処法1:最低2〜3日は何もせず待つ

アイベックの調査でも、既読スルーされたときの対応として男女とも半数以上が「何もしない」と回答している。相手にもあなたと同じように日常がある。仕事、友人、家族、疲労。まずは2〜3日、何も送らずに待ってみてください。

待っている間にスマホを見続けてしまう人は、通知をオフにして物理的に距離を取るのが効果的。筆者は返信待ちの夜はドラマを一気見すると決めていて、何かに没頭している時間はスマホを開く回数が自然と減ります。返信待ち不安は意志の弱さではなく、LINEの既読機能が不確実さを可視化してしまう構造的な問題。だから仕組みで対処するのが正解。

対処法2:前の話題に触れず新しいメッセージを送る

2〜3日待っても返信がない場合は、前のメッセージには触れずに別の話題で送り直す。「そういえば、この前話してた○○の店ってどこでしたっけ?」のように、相手が答えやすい軽い質問がいい。

コツは「返信がなかったこと」に一切触れないこと。触れた瞬間に相手は罪悪感を感じて、返信のハードルがさらに上がる。何事もなかったように新しい会話を始めるほうが、相手も気楽に返しやすくなります。

対処法3:テキスト以外のチャンネルに切り替える

フリーズ型の相手にはとくに有効。「今度電話しませんか?」「会えるタイミングがあれば」と、通話やデートの提案に切り替えてみる。テキストが苦手な人は会うと普通に話せるケースが多い。

既読スルーが続いているのにデートの提案には「行きたい!」と返ってくる——それなら、相手のコミュニケーション特性としてテキストが苦手なだけ。脈なしではないと判断できます。逆に、デートの提案にも反応が薄ければフェードアウト型の可能性が高い。追いかけるのをやめて、次に進むタイミングです。

FAQ

既読スルーは何日で「脈なし」と判断していい?

日数だけで判断するのは危険です。2〜3日の既読スルーは日常的に起こりえます。1週間以上返信がなく、新しい話題を送っても反応がない場合はフェードアウトの可能性が高いと考えてよいでしょう。ただし、既読スルーの前後の会話の温度感やデート提案への反応もあわせて総合的に判断してください。

既読スルー中にSNSを更新している相手は脈なし?

SNSの更新とLINEの返信は心理的コストが異なるため、SNSの動向だけで脈なし判断するのは誤読のもとです。インスタのストーリーは「流す」行為、LINEの返信は「考えて書く」行為。脈の有無はデートの提案への反応で見るほうが正確です。

追いLINEを送ってしまったらどう取り返せばいい?

送ってしまったものは仕方ないので、そこからさらに追加で送るのをやめましょう。「ごめん、急いでなかったのに焦っちゃった」と一言入れて、あとは待つ。自分の不安を正直に認めたほうが、取り繕うより印象がいいケースが多いです。

好きな人に既読スルーされるのが怖くてLINEを送れない場合は?

既読スルーへの恐怖が強すぎてメッセージを送ること自体が怖くなるのは、珍しくありません。「返信が来なかったらどうしよう」と考えすぎるなら、送信前に最悪のケースを具体的に言語化してみてください。「既読スルーされる→3日待つ→別の話題を送る」と対処法が見えていれば、送る勇気のハードルが下がります。

参考文献